2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

折紙に戀文をしたためる

毛布を抱いて眠る姿はいつみても寂しげな幼子のようで、私はほんのすこし悲しくなる(かつて置き去りにした何かをそこに投影しているのかもしれない)。頭を撫でると薄く眼を開けて「おはよう」より先に私の名を口にする君、まるで主人の帰りを待つ犬のようで…